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2021-10-13 (Wed) 12:14

清濁併せ呑む

時々目を通す中国の古典書、菜根譚

昨今、執拗さすら感じる潔癖さ、清廉さ、清貧さ等々の清らかさ重視の世の中で、ふと思う人間の危うさ。

竹のようにしなる強さがあればポキンと折れる恐れはないのですが、ちょっと風が吹けば倒れるような心身状態では、いくら清らかであっても、この世の中は渡って行けません。


常々思うのが、理想の男性(女性)像は「嘘をつかない人」とよく聞きますが、時と場合によっては事実が人の心を突き刺す刃になる場合もあります。

最近あまり聞かなくなりましたが、「花も実もある嘘」という言葉があります。

人への思いやりから出た優しい嘘のことです。

いつの頃からか、様々な無駄排除で世の中が単純化されて、言葉も情緒も無味乾燥化されてはいやしないかと感じることがあります。

「欧米では日本式が通用しない」で、ことごとく駄目出しされてきた日本人の美徳や感性が失われつつあるのでは?と、不安になります。

単純化していいところと、それではむしろ解決のつかないところがあります。白か黒に決めるよりも玉虫色で納得出来る場面も多々あります。

昨日確かに正しいと思っていたことも、今日になってそうとも限らないと考えが変わることがあります。ましてや、人が変われば、見方も考え方も十人十色。

そんな中で折り合いをつけようと思ったら白か黒かではあまりにも選択肢が少な過ぎると思うのです。

もちろん、単純明快に一つを選ばなければいけない場面もあります。確かにそんな時はスッキリするでしょう。

何事もケースバイケースです。


身を保つには、あまりにも潔癖過ぎてはいけない。一切のよごれやけがれをも、飲み込むようでありたい。

人と交わるには、あまりにもはっきりし過ぎてはいけない。一切の善人も悪人も、賢者も愚者も、包容できるようにしたい。


菜根譚一八六の言葉です。

清濁併せ呑む度量の大きさが大人物の必須条件なのだろうと思います。が、今はそんな人物が育ちにくい時代なのかもしれないと思うと寂しいです。


RCサクセション

君が僕を知ってる


80年代洋楽没入前によく聴いていたRCサクセションの楽曲の中でも年齢を重ねる毎に好きになっていった一曲❤️

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2021-10-13